体験談・勉強方法

【体験談】社会保険労務士(社労士)の勉強方法とは?通信講座の活用方法から注意点まで解説!

事務職として働いている40代のemikoです。

短大卒業後、母親の介護をしていたので職に就くのが26歳と遅れたため、同世代の人たちに比べてキャリアを積めていないということがコンプレックスでした。

「今からでも自分のキャリアを作りたい!」と思い立ち、通信講座を利用して社会保険労務士(社労士)の資格を取ることができました。

そこでこの記事では、私が実際に経験した通信講座で社会保険労務士をとるために行った勉強方法を詳しくご紹介していきます。

社会保険労務士(社労士)ってどんな資格なの?

社会保険労務士資格とは、通称「社労士」とも呼ばれている社会保険労務士方に基づいた国家資格です。

社労士は、企業における採用から退職までの「労働・社会保険に関する諸問題」や「年金の相談」に応じるなど、業務の内容は広範囲にわたります。

また社会保険労務士資格を取得した後に、特定社会保険労務士になれば個別労働関係紛争解決をサポートするADR代理業務(裁判によらないで当事者双方の話し合いに基づき、あっせんや調停、あるいは仲裁などの手続きによって、紛争の解決を図る業務)を行うことができ、もっと業務の幅を広げることもできます。

社労士が特定社労士になるには、「厚生労働大臣が定める研修」を修了し、「紛争解決手続代理業務試験」に合格後に、その旨を連合会に備える社会保険労務士名簿に付記しなければなりませんが、それだけ社労士は色々な問題解決のお手伝いができる仕事です。

社会保険労務士(社労士)の資格があるとできること、メリットとは?

私は日本年金機構や社会保険労務士事務所での社労士の補助業務、一般企業での総務課での給与計算や年末調整、入退社の手続き業務を担当するなどの仕事を経験してきましたが、これらの仕事に就く際に非常に評価されました。

「社労士資格を取得=独立開業」というイメージがありますが、必ずしも独立開業をする必要はありません。

企業の労務管理などをする業務に就く、社労士事務所で社労士の補助業務を行う、日本年金機構から委託を受け、全国社会保険労務士会連合会が運営している「街角の年金相談センター」で働く時などに評価されやすいと思います。

また、労働局の契約職員や、労働基準監督署の契約職員の仕事など、仕事を見つけやすいと思います。

また、労働保険や社会保険、労働基準法などの法律を知ることによって、自分が職に就いて働く時に「自分の会社は法を守って自分を雇用してくれているのか」ということがわかるので、法を守らないブラック企業から自分の身を守れるのがこの資格を取るために勉強する利点だと思います。

社会保険労務士を取ると色々な仕事に恵まれるので、ずっと働き続けて仕事でキャリアを積みたい人にはおすすめです。

社会保険労務士(社労士)の勉強をする時に工夫したことは?

私が利用した通信講座には、テキストが数冊と過去問題集が2冊ついていました。

テキストを1回読んで全部理解することは難しいので、とりあえずは全部は理解できなくても1回すべてのテキストを読んでみました。

テキストの1冊、1冊をすべて理解して、次のテキストに取り掛かる方法は効率が悪く、勉強も先に進まずに途中で挫折する可能性が高いと思います。

まずは全体の大まかな内容を把握して、後から細かい内容について調べたり、通信講座の先生に質問をして、知識を深めていく方法がいいですね。

その後で、過去問題集を何度も繰り返し学習をし知識の定着をはかるという学習方法がよいと思います。

私はこの方法で、1回目は不合格でしたが、2回目は無事合格をすることができました。

また、私は学習を始めた当時は「社会保険」の「年金」の部門がよくわからずに苦労しました。

私は勉強がてら給与も得たいと思い、当時の社会保険事務所(現:日本年金機構)の年金相談窓口職員の求人に応募して採用していただきました。

仕事を通じて社労士の勉強もでき、苦手だった「年金」の部門についても得意分野となりました。

私の経験から感じたことなのですが、日本年金機構、ハローワーク、労働局、労働基準監督署などの契約職員の仕事は「社会保険労務士資格の勉強中」ということが強みになり採用してもらえる機会にも恵まれやすいので、求人があればチャレンジをして仕事に就きながら勉強をするのもアリだと思います。

社会保険労務士(社労士)の勉強をする時に注意したいこととは?

通信講座で勉強するのなら、自分で勉強時間の確保と管理をしなければならないので、「絶対合格する」というモチベーションを保ち続けることができないといけないと思います。

また、わからないことがあっても、すぐに聞ける人がそばにいないので、つまづいたままになり、やる気もなくなり、通信講座のお金だけ払ったまま、そのまま勉強をしなくなるというパターンに陥りやすくなると思います。

自分で勉強時間の管理をする自信のない人は、通信講座よりもスクールに通う方がおすすめです。

勉強にかかるお金は通信講座よりもスクールに通う方が高くなりますが、いい意味で強制力があるので勉強時間をしっかり確保することができますね。

ただスクールに通うとなると、自分の自由な時間で勉強するということが難しくなります。

子育てママは通信講座で社会保険労務士(社労士)を取るのがおすすめ!

社会保険労務士試験は合格率数パーセントで簡単に合格できる資格ではありませんが、コツコツと勉強を重ねることができれば、決して合格できない資格ではありません。

私が社会保険労務士資格を取得した後、求職活動を行ってきましたが、国家資格を持っているということで評価をしていただくことが多かったです。

また独立開業して働ける資格ですし、独立開業が敷居が高いという人も、公的機関や一般企業で社会保険労務士資格に関連するさまざまな仕事がありますので、職にも就きやすいと思います。

気になっている方はぜひ、チャレンジしてみてくださいね!