体験談・勉強方法

【体験談】行政書士の勉強方法とは?通信講座の活用方法から注意点まで解説!

30代主婦の梅子です。3歳の子供がいます。

以前は事務員の仕事をしていましたが、国家資格を取得し、自分で経営をしたいと考え、行政書士試験の勉強をはじめました。

行政書士は実務経験などの要件がなく、登録すれば開業することができます。

そこでこの記事では、私が実際に経験した通信講座で行政書士をとるために行った勉強方法を詳しくご紹介していきます。

行政書士ってどんな資格なの?

主に、官公署へ提出する書類の作成を代行します。

その他に、権利関係の書類の作成もすることが可能です。

具体的には、「許認可の申請」と「離婚協議書、遺産分割協議、遺言」などがあたります。

許認可は、世の中に数え切れないほどの種類が存在しています。今一番タイムリーな許認可は、「帰化・在留(就労ビザや留学ビザ)」です。

これらも許認可の一つとなっています。

行政書士試験に合格し、開業する所在地の都道府県で登録をすると、「申請取次行政書士」という資格取得の申請ができます。

この、申請取次行政書士は、帰化・在留の際に必要な資格で、現在弁護士と行政書士にしか認められていません。

帰化・在留、各種協議書の作成は、人に関わるデリケートな内容が多いため、女性の行政書士は相談しやすいとされています。

通信講座で行政書士の資格をとるメリットとは?

通信講座にするメリットは大きく二つあります。

第一に、予備校に通学するよりも安価で済みます。

専業主婦の場合、旦那さんの収入に頼らざるを得なくなる状態にあるため、私は、経済的な負担を掛けたくないと考えました。

通信講座にも色々な種類があり、大手予備校であれば、とてもお金がかかってしまいます。

通信のみを取り扱っている予備校は、箱代(教室や事務室)がかかっていない分、安く講座を提供してくれます。

第二に、自由に時間が取れない人におすすめです。

子育てをしていれば、子供の事情で毎日決まった時間を勉強に確保することが出来ません。

しかし、通信であれば、講義は途中で止めることが出来ますし、理解できなければ再度視聴することが可能です。

行政書士資格の取得をオススメしたい人は、「経営者への道を歩める社交的な人」、「努力を貫ける人」です。

もちろん、始めからこれらができる人はいません。

試験勉強をしながら努力野貫き方を身につけらればいいですし、合格して登録してから経営者への心構えと社交性を身につければ良いと思います。

主婦の方は、家事・育児・保護者会など、様々な場面で努力や社交性が問われています。

主婦の方にとても向いている資格・職業だと思います。

通信講座での行政書士の勉強方法は?

子供を寝かしつけてからが勝負です。

短い時間で、どれだけのことが覚えられるのか、育児をしている昼間の時間から意識して考える必要があります。

そして、月単位で目標ややることリストを作成し、消化したら斜線等で消していきます。

目標ややることリストが膨大だと、途中でやる気が失せてしまう気持ちになってしまうこともありますが、「試験までに間に合えば、どんなスケジュールでも構わない」という大きな腹を据えておくと良いと思います。

行政書士試験に限って言えば、「教科書」と「過去問」が全てです。

この二つを全て完璧に潰す必要があります。

しかし、その中にも捨て問と呼ばれる、どうでもいい選択肢や問題が含まれています。これは、見たら分かるくらい本当にどうでもいい文章をしています。

もし、捨て問がわかなかったとしても、必ず問題集の解答解説に「重要度低」などの記載があります。

捨て問に時間をかけている余裕はありませんので、無視して「重要度高」や「普通」などの問題の選択肢ひとつひとつ全てが完璧に出来るようになるまで問題集をやりこみます。

とても根気がいりますし、大変なのですが、この作業を飛ばすことはオススメできません。

時間のない主婦である私の場合、教科書と過去問だけで合格しました。

自分にあった良い教科書と問題集を、慎重に選び、その教科書と問題集を信じてやり切ることが非常に大事です。

試験で初めて見るような問題でも、教科書と過去問できちんと基礎ができていれば、必ず機転が効いて解けるようになります。

通信講座で行政書士の勉強をする時に注意したいこととは?

分からないところがあっても、通信講座の場合、気軽に先生へ質問することができません。自ずと、インターネットを使い、自力で検索して調べる必要が出てきます。

その際、「調べすぎて時間を掛けすぎないこと」が大事です。調べても調べても良くわからなければ、一旦丸暗記し、「そういうもんなんだ」位に留めて次の勉強へ進めることをオススメします。

法律系試験の中でも行政書士は下に見られがちですが、それでも、毎年10%〜15%程度の人達しか合格していない、総務省管轄の国家試験です。

深みにハマっている時間はありません。調べてもわからないところは一旦置いておいて、先へ先へと、どんどん暗記と理解を進めなければなりません。

自分を律して勉強をしなけるばならない通信講座でよくあるのが「最後まで終わらない」です。

最後まで終わらなくても受かるというような、簡単な試験ではありません。

きちんと最後まで終わらせ、暗記と理解をし、過去問を数年分やり切ることが重要です。

通信講座で行政書士を学んでみよう

これから行政書士試験に挑もうと思われている方は、きっと「意外とボリュームがある!」「本当に受かるのかな」など、自分との葛藤と戦うことが出てくると思います。

しかし、それは合格後でもとても大事なことなので、是非逃げずに頑張りきってください。

私は今、色んな資格の人達と一緒に仕事をしています。

主婦でも、子持ちでも、ちゃんと仕事ができています。

むしろ、主婦で子持ちで、試験勉強をきちんとしてきたからこそ、「あなたに聞いてもらいたい」と相談をしにくる方がいらっしゃいます。

全ての行動は、あなたにとって全て必要なことです。

きちんと通ったからこその未来が待っていますよ。