体験談・勉強方法

【体験談】簿記検定2級の勉強方法とは?通信講座の活用方法から注意点まで解説!

30代で事務職に転職した主婦のあすがです!

簿記検定3級を取得して事務職への転職ができたのですが、実際に日々の取引でお金のやりとりに関する仕事に触れてみると、簿記検定3級では知識が不足する点もありました。

そこで、転職後に収入が増えていたことも後押しして、簿記検定2級の取得を考えることにしました。

この記事では、私が実際に経験した通信講座で簿記検定2級をとるために行った勉強方法を詳しくご紹介していきます。

簿記検定2級ってどんな資格なの?

簿記検定2級は一般的な中小企業に求められるレベルの会計処理を問われる資格で、メジャーな主催団体は日商、全経、全商などがあります。

私は最初に資格取得できた簿記検定3級が日商だったので、2級も日商簿記検定を受験することにしました。

日商は最も難しい代わりに、就職や転職など人材市場での評価が非常に高く、切り札扱いができるとても良い資格と言われています。

簿記検定2級からはそれまでに学習してきた商業簿記の中にも株式会社ならではの取引についての内容が追加されたり、製造業で使われる工業簿記の分野が試験の得点配分の中で4割相当入ってきたりと、3級と比較しても難易度が上がります。

簿記検定2級の資格があるとできること、メリットとは?

簿記検定2級は3級までで問われることは当然のように出題されたうえで、2級から学ぶ内容を中心に出題されます。

更に商業簿記だけではなく(2級で新しく学ぶ)工業簿記も4割の配点があるため、やらなければならない学習量が3級とは比較にならないです。

時間がなかなか取れないけれど簿記検定2級を取りたい方は、独学はなかなか難しいので通信講座の方が勉強が進めやすいですね。

難易度がそこそこあって、就職や転職、人事面での評価が高いので、大学生や専門学校などに所属する今から就職活動をする方や、事情があって転職を考えている方などにもおすすめしたいですね。

通信講座なのでネットかDVDがあればどんな場所でもできるわけですから、毎日ちょこちょこと進めていけばいずれは合格できるレベルまで達しているはずです。

私も通信講座で日商簿記検定2級を取得できましたが、主婦で仕事もあったので時間はほとんど確保できませんでした。

通信講座でなければ多分資格取得はできなかったと思います。

簿記検定2級の勉強方法は?

簿記検定2級の学習内容は、商業簿記と工業簿記の2つに分けることができます。

手を付けやすかったのは商業簿記だったので、学習開始と同時に商業簿記から手を付けていきました。

簿記3級と違ってぱっとイメージしにくい内容が多く、何度も講座を視聴して内容の把握につとめました。

勘定科目、出題分によって処理のパターンがあるためこれを小さいノートに書き留めてまとめておき、移動時間や会社のお昼休み等の細切れの時間にも軽く見ることで知識の定着を心がけていました。

工業簿記は最初、本当に初めの学習で何を言っているのかすらわからない状態でしたから、通信講座のサポートとして用意されていた質問制度をフル活用しました。

学習がいまいち進まず挫折しかかりそうになった頃に、簿記検定2級を取っている方から工業簿記のほうが難易度が低いためここで40点を確保する作戦のほうが合格しやすいという話を伺い、もう一度気合を入れなおして取り組むことに。

あきらめずに徹底的にやってみると確かにとっつきにくかった工業簿記ですが実はせいぜい6パターン程度の出題形式しかありません。

パターンを覚えてからは、試験本番まで出題パターン毎の解法を机にかじりつくように徹底的にやりました。

毎日軽く商業簿記の問題に取組みながら、工業簿記もじっくりやりこんで就寝、という生活になっていましたね。

通信講座なので弱点の分野だけ講座を何度も視聴したりできたのが良かったなぁと思っています。

簿記検定2級の勉強をする時に注意したいこととは?

なんといっても挫折しやすいってことだと思います。

簿記検定2級は3級と比較にならないくらい勉強する量が増えます。

一般的に3級の学習時間が100時間、2級の学習時間は200時間と言われています。

これが結構精神的に辛くて「もう辞めてしまいたい!」と思ったこともありました。

就職や転職のためならば絶対やめないんだって気持ちをキープする、落ち込んだりやる気がない時のコントロールがとても大切ですね。

通信講座は独学よりは受講料がかかっていたのでもったいなかったことと、家族からの応援があったのでこれは何としても合格したいという気持ちで最後までやり切ることができました。

いつでもできるのが通信講座のメリットですがその分、ついつい後回しにしやすいとも言えるので「毎日1ページでも必ず簿記の勉強をする!」と決めてテキストを開く習慣をつけるのもいいですね。

通信講座で簿記検定2級を学んでみよう

取得してみて思いますが、日頃の業務で簿記検定2級の内容ってたまにしか出てこないです。

でも月に1回程度、ああこれは2級の水準だと思う会計処理も目にしたり、決算の時などは3級2級などの区切りなく、本質的な会計の知識やカンが問われるので、やはり簿記検定2級を取るということはプロの会計人であることの必須条件だといえます。

自信を持って社会人ができるようになるので、関心がある方には強くおすすめできます。